9.11 キングギドラ ZEEBRA

   ZEEBRA、K DUB SHINE、DJ OASISによる男性3人組ヒップホップグループのキングギドラが、シングル「9.11」と「ジェネレーションネクスト」を2枚同時リリース。タイトルが示すとおり、米国同時多発テロ以降の社会情勢を鋭い視点で描いたミディアムナンバー「9.11」は、アフガニスタンや中東地域に対する関心が薄まりつつあるなか、もう一度“平和とは何か”と日本の若者へ向けリアルな言葉を投げかける衝撃作だ。エッジのきいたマイクリレーがさえわたる前作のシャープなリミックスヴァージョン<2>も収録。（依本美幸）

レビュー
平均評価：3.75

評価:1  わらわせんな

こんなんで感動してるやつ、本当の安全保障もわからずブームで反米唱えてりゃ自分が立派に国際政治わかった気になッてるだけだ。ありきたりのことしか言ってねえ。ワイドショーや週刊誌や三流タブロイドネタだこのリリックのレベルは。もうちっと彼らのほうが飛躍して更なる展望も方向性も明確にさせてるよ。これで感動してるやつ、まじ学力ねえ。勉強して大学いってこい。

評価:5  鳥肌が立つフレーズあり

鳥肌立ちました。
マイク回しの妙もありますが、最後のK-Dub Shineが圧巻。
彼のぶっきらぼうにも思える口調、男っぽいです。
そして、「報復の報復の・・・」のフレーズはGood。
でも最後の最後に切り札のフレーズ。
ここで紹介しちゃっていいですよね。
「今夜もブッシュはベッドで眠る」
ここは直前までのrhymeの流れとも相まってすごくクールでシニカル。

はじめて聴いたときに呆然とし、
何度か繰り返して聴いたときに涙が出てきてしまいました。
ラップで泣いたのは初めて。

キングギドラ、社会派ラップグループとして私の琴線に触れてしまいました。

評価:5  情景を描写

「リアル」を求める人ならマチガイナイ！！
本物ヒップホップだけの領域。

評価:4  HIP-HOPとは？

最近のHIP-HOPはみな自己主張、傲慢なだけの内容にしか
耳にしないが、キングギドラは違う。
以前アルバム「影」で原爆や核兵器の恐ろしさを歌った曲があるように
キングギドラは訴えたいものが明確であるところが魅力である。

今回の「911」は去年の同時多発テロ事件後のあとに
レコーディングされたが事件後と言うこともあり

発売は延期され一年越しという形になった。
しかし一年越しという処置をとっても
曲中で一部消されている部分があるのがまた痛々しいものを
物語っている。

それほどキングギドラの訴えるものは一部自粛してしまう程
真実であり、音楽への真剣な取り組みが伺える。

収録曲

Disc1:
1.911 (Remix)  2.UNSTOPPABLE (DJ WATARAI Remix)  3.911 (Remix Instrumental)  4.UNSTOPPABLE (DJ WATARAI Remix Instrumental)