アーティスト:ナズ
アーティスト
:ナズ
アーティスト
:NAS
レーベル:ソニーミュージックエンタテインメント
発売日:1996-08-21
CD
Music
94年にリリースされた天才ラッパー、ナズのデビュー作である。90年代の傑作アルバムといえば、必ず挙げられるのが本作だ。多大なる影響と衝撃を与えたナスの、ヒップホップを語るうえでは避けて通れぬ必聴作だ。
DJプレミア、Qティップ、ピート・ロック、ラージ・プロフェッサーなど、東海岸アンダーグラウンドを象徴するプロデューサーたちが作りだすトラックの完成度は圧巻だ。ストリートの緊張感や焦燥が、聴き手にヒリヒリと伝わってくる、生々しい音像の刻印だ。<4>ほか、彼の代表曲がずらりと並ぶ。(葵 文吾)
レビュー All Reviews by Amazon_AWS[ECS]
平均評価:5
評価:5 ヒップホップの流れをきめた一枚。
日本でも市民権を得、もはや「ラップってあの電子レンジの際のあれ?」なんて質問を受けなくなった今、ナズはどう見えるのか。私としてはこれがヒップホップであると思う。殺伐とした雰囲気と最高のサンプリング。このサンプリング自体をサンプリングしたいくらいだ。また、音楽のレンジも広い。ヒップホップはただサンプリングすればいいわけではないことをよーく教えてくれる。フロウにしても、貧乏だったのだろうか、スラムに近かったのだろうか、切迫感がある。ラッパーについていえるのはリアルであることも大事であり、切迫感やストリートとのかかわりがなくなると批判をされる。僻みであることも当然あるが、ラップの存在意義に関わることなので、非常に大切な点ではある。このナズのアルバムは異!!!なリリックの完成度とフロウの練達、そして狙いを定めたサンプリングと申し分ない。確かに今のように大きくバウンスする曲はない。従って、定番と読んだ方がいいのかもしれないが、私の前ではいつも「今」を提供してくれる。
評価:5 マスト・アイテム
言わずも知れたナスのファースト・アルバム。当時売れに売れてヒップ・ホップ好きなら誰もが聞いたアルバムです。その以後アルバムは出ていますが彼自体もこのアルバムを超える作品を作っていないのでは? イースト・コーストの歴史を語るには必ず聞くべきアルバム。今聞いても新鮮です。B-BOYにはマスト・アイテム。
収録曲
Disc1:1.ザ・ジェネシス 2.N.Y.ステイト・オブ・マインド 3.ライフズ・ア・ビッチ 4.ザ・ワールド・イズ・ユアーズ 5.ハーフタイム 6.メモリー・レイン(シッティン・イン・ダ・パーク) 7.ワン・ラヴ 8.ワン・タイム・4・ユア・マインド 9.レプレゼント 10.イット・エイント・ハード・トゥ・テル
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